19(土)は雨予報の為、当初は中止の可能性が考えられた「中山尾根」であったが、20(日)の早朝からの登頂に変更して、19(土)は行者小屋で停滞した
登頂当日は3時起きで、眠りの人々の小屋を抜け出し、暗闇のなかで迷いながら何とか中山尾根の取り付きにたどり着いたころのは、白々と夜が明け始めて赤岳が赤味を帯びてきた
本来は5ピッチのルートであったが、4ピッチで快適に登頂できた
上部岸壁に被った核心が気になっていたが、意外に1ピッチ目の残置のカムのあった被り気味の凹角岩が最も難しかった
後は前日の雨で滑り気味の脆い岩と草付きが頻発したが、何とか切り抜けれた
今回は厳冬期の下見を兼ねていたのでCLも私も大変満足できる登攀だったと思う