シェイクスピア氷柱群

<日 程>2019年2月9日(金)~11日(月) 天候:曇り時々晴れ
<参加者> 5名
<アクセス>2月9日(金)三宮 なか卯前20:00⇒大迫ダム(幕営)22:00
<コースタイム>2月10日(土)大迫ダム7:00⇒大台入口P7:30→地獄谷分岐9:30→尾根取りつき10:40→尾根終了点11:30→尾根取りつき12:30→シェイクスピア氷柱群13:30→シェイクスピア氷柱群・尾根分岐14:00→地獄谷分岐15:40→大台入口P16:00⇒大迫ダム
2月11日(月)大迫ダムP7:30⇒三宮9:30

山行記録: ワサビ谷(シェイクスピア氷柱群) 厳冬期の大峰を原登する
2019年02月09日(3日間) 大峰山脈, 積雪期ピークハント/縦走 / harada31316の山行記録

最終日がイマイチ天気予報のため中止になるかな?と心配しましたが山行数日前にCLより「実施します」の連絡、ヤッー!!参加者全員逆コースから登った経験もあり、天候不良時は一般道へのルート変更も考えての実施となりました。年に数回お世話になる大迫ダムで幕営し翌朝新伯母峯トンネル手前の道路脇スペースに駐車して、山葵谷林道から入山します。林道終点で左の尾根に取りつきます。旧山葵園跡手前でアイゼン装着。冬季のシェイクスピア氷柱群へはアイスクライミング目的や見に来る登山客も多く、踏み跡や目印もありルートを見落とすことは無いのですが暖冬の影響か例年ならアイゼンの前爪を効かせて登れる道も滑りやすく歩きにくい。残置のフィックスロープを手掛かりに登っていくところでは、テムレスが大いに役に立ちました。トラバースする道も雪が少ない影響で地肌が見え、足の置き場が安定しません。メンバーのこわい~、こわい~の歌も始まり、ロープを出し確保しながらトラバースします。後方から来た男女6人組グループと尾根とりつき地点で一緒になります。6人グループはシェイクピア氷柱群方向へ、私たちは大普賢手前コルを目指し尾根を進みます。「尾根は面白いね、原登は楽しいね」と一般受けしない会話で盛り上がり、ブッシュにザックを絡ませ格闘する場面もありましたが順調に高度を上げて行きます。そして岩稜帯にぶち当たります。この地点から谷に降り小普賢岳と大普賢岳の間のコルを目指す今回のルート。尾根から谷へ降りて沢を渡渉し小普賢岳、大普賢岳のコルを目指すのですが尾根から見るとルートが分かりにくい。ロープで確保しCLがルートを探しに谷へ降りて行きます。尾根で待機中、先ほど出会った6人グループが登ってきました。ヤマレコで知り合ったというグループでログを頼りに大普賢岳を周遊しようと思い登ってきたとのこと。6人グループのリーダーが難しそうなので撤収しますと下山していきました。ルートを模索していたCLが戻ってきました。もう少し高度を下げたほうが谷に取りつきやすいということで、全員で登ってきた尾根を下ります。その間もCL,SLはルートを模索します。そして谷まで行けそうなルートを探し全員で山腹までおりますがルート選択をミスすると決死の覚悟が必要になりそう、と安全第一の神戸中央山の会、それ以上進むことは断念し全員一致で登ってきた道を下山することにしました。下山途中シェイクスピア氷柱群を見に行くことに。例年に比べ育っていないというシェイクスピアに1グループが登っています。好奇旺盛なCLとSさんがアイスクライミングに挑戦します。「もっとピッケルを打ち込んで」などの掛け声、楽しそうです。アイスクライミングを堪能した後、下山の途に就くのですが、下りの方が難しいということで安全第一、残置ロープが張られていた場所3か所を懸垂下降で降りることにしました。そして再び大迫ダムへ、今晩大普賢岳手前コルで食べていたはずのチキンカレーを美味しくいただきました。
計画を立ててくださったCLさん,叱咤激励をくださったSLさん,美味しいごはんを準備してくれたSさん、場を盛り上げてくれたNさん色々とお世話になりました。

<コース状況>冬山は積雪量や天気で登山レベルが変わる。
<特記事項>ヒヤリハットなし。