霊仙山 花巡り 2023.5.10

日時:2023年5月10日(水)
参加者:会員8名
天気:晴れ
コースタイム:3:30集合 事務所3:40⇒6:00落合神社駐車場6:10→今畑登山口6:13→7:14笹峠→8:28近江展望台→9:45山頂→10:15ヤマシャクヤクの群落(早い昼食)10:43→11:04お虎が池→12:30汗拭峠→13:20落合神社駐車場

 駐車場には予定より早く着き先客も1~2台。登山口から5分程登るとクリンソウの群落が、またその上にも見られました。廃村となっても花は咲いています。
 その後、落ち葉を踏みしめブナの緑の中を行くと笹峠に着きます。平らなこの辺りでウラシマソウ、エビネなどを観察します。その先からは、急登の西南尾根で露出した石灰岩との戦い。頑張ったあとの近江展望台では琵琶湖を望む景色が開け、ヒメレンゲの黄色い輝きが目に入ってきました。この後の岩場でもイチリンソウ、ニリンソウ、ネコノメソウ、ヤマブキソウなどが見られました。そして登りつくと1094mの霊仙山最高点。10分程先の三角点1084mが頂上のようです。
 その頂上で出会った男性にヤマシャクヤクの群落の場所を教えてもらい、その峰を目指します。遠くに見えていた草原の峰が意外に近いという変な感覚です。登りついた岩場の向こう側が斜面で強い風を避けて一面のヤマシャクヤクの群落。来た甲斐がありました。お花畑で早い昼食です。
 とても満足したところで榑ヶ畑コースを下ります。カルスト地形独特のドリーネや池(お虎が池はその代表)が見られます。草原も終わりに近づいた所でイタヤカエデの黄色、オオイタヤメイゲツの赤混じりの花、両方とも満開。楓の花がこんなにきれいに咲くのに感動です。
 この後、樹林帯に入り汗拭峠、大洞谷を下ります。荒れた谷を何度か渡渉を繰り返し、大きな丸太橋にちょっと慎重に、皆無事に通過。林道に出て駐車場に到着です。早朝出発でゆっくり歩け、じっくり花巡りが出来ました。(コースタイム5.5hのところ7h)とても楽しかったです。(Na)

<コース状況>カレンフェルトの歩きにくい道あり、渡渉あり
<特記事項>蛭(ヒル)に血を吸われた人1名

クリンソウの群生
ウラシマソウ by Google先生
エビネ
霊仙山といえばカルスト台地
ヤマシャクヤクの群落