土樋割峠~雨ケ峠~打越峠 2023.4.18

日時:2023年4月18日(火)
参加者:会員12名
天気:曇りのち晴れ
アクセス:阪急芦屋川駅北広場9:20集合、阪急バス9:30⇒東おたふく山登山口
コースタイム:東おたふく山登山口バス停9:55→土樋割峠10:25→雨が峠11:05→黒五谷分岐11:41→11:57昼食休憩12:30→打越峠13:05→八幡谷分岐14:22→14:03岡本八幡神社14:38解散

 六甲最高峰を目指さないのが前山巡りですが、今日はその前山にも登らず、峠巡りで花探しに行きます。バス停で体操、土樋割峠までの舗装路を登ります。最初の出会いは五葉アケビです。白やピンク色の萼片に濃い赤紫の花のグラデーションがきれいで可愛いです。
 土樋割峠から雨ヶ峠にかけては、ミヤマハコベ、ハタザオ、キランソウ、エイザンスミレ(比叡山に生育することに由来、葉に大きな切れ込みがありスミレの葉らしからぬ感じ)、シロバナショウジョウバカマ(花は終わっている)といろいろな花が見られてワクワクします。雨ヶ峠で一休みしてから黒五谷を目指します。登山道脇にはマムシに似た皮を被ったコウライテンナンショウ(マムシグサ)がタケノコの様な格好で出ていたり、コアジサイが緑色の花蕾をつけていたりと、季節の変わり目を感じます。ゴルフ場の尾根でシュンランと出会います。日本を代表する野生ランの一つで、春蘭、春に花咲くことが由来です。その野趣、素朴さからか花言葉は「飾らない心」「気品」だそうです。山菜でもあるとか……。
 黒五谷分岐から沢筋を歩き黒五谷第二堰堤を望む休憩所(標高400m)で昼食。涼しさを越えた風も吹いてきますが(木に掛かっている寒暖計は13℃を示す)青もみじに覆われてとてもきれいな所です。
 昼食後、秋のすばらしい紅葉に想いを馳せながら、黒五谷を楽しみます。サイハイランに出会います。花は蕾のようですが、開くと采配(戦場で指揮するために振った道具)のようになるらしいです。そしてその後、クリンソウの群落地にやって来ました。六甲高山植物園よりたくさんありそうです。知る人ぞ知る群落地、サイハイランもクリンソウも保護されているようです。その後、打越峠に向かう途中、シロバナウンゼンツツジ、八幡谷でホタルカズラの青いかわいい花に出会いました。こんなに身近な所に花や紅葉の名所があるのに感激です。とても楽しい一日でした。CLさんの念入りな下見と今日一日の楽しい花ガイドありがとうございました。(Na)

ミヤマハコベ
アケビ
キランソウ
エイザンスミレ
コウライテンナンショウ
シュンラン
サイハイラン
クリンソウ
ニョイスミレ
シロバナウンゼンツツジ
左がコシアブラ、右がタカノツメ
きれいなモチツツジ
ホタルカズラ