双六岳 2860m  2026 年 5 月 16 日(土)~5 月 17 日(日)

残雪期の北アルプス 双六岳 2860m   2026 年 5 月 16 日(土)~5 月 17 日(日)


<日 程>2026 年 5 月 16 日(土)~5 月 17 日(日)天候:晴れ
<参加者>C会員4 名
<アクセス>三ノ宮 8:30⇒25:00 道の駅ななもり清見(仮眠幕営)5:00⇒6:00 新穂高温泉
<コースタイム>

【5/16(土)】新穂高温泉 6:20→8:10 わさび平小屋→12:25 シシウドヶ原→14:10 大ノマ乗越→15:25 弓折岳→15:35 弓折乗越(幕営)
【5/17(日)】弓折乗越 5:00→6:25 双六小屋→7:55 弓折乗越→9:20 大ノマ乗越→9:50 シシウドヶ原→→13:10 わさび平小屋→14:35 新穂高温泉


【5/16(土)】

午前6時頃、新穂温泉に到着したときは予想以上に冷え込んでおり、少し心配になりました。しかし、わさび平小屋までの約2時間に及ぶ長い林道を歩いているうちに、次第に気温も上がってきました。

途中からは、これから登ることになる雪渓が顔を覗かせ始めます。想定していたよりも雪が少なく、ここまでは順調。予定通り双六小屋まで行けるのではないかと思っていました。

ところが、積雪量が少ないため、幕営地での水の確保が懸念されます。そこで秩父沢出合で沢水を各自2ℓずつ確保。20kg前後あったザックに、さらに2kgの水が加わり、重荷を背負って雪渓を登ることになりました。

この2kgが想像以上に大きく、歩みは一気に遅くなります。さらにシシウドヶ原からは冬季限定ルートとなり、勾配も急になっていきました。途中では小さな雪崩も発生し、危険を感じながら慎重に進みます。

ザックは重く、足取りも重い。「なんでこんな辛いことをしているんだろう……」と思いながらも、一歩ずつ登り続け、なんとか大ノマ乗越までたどり着くことができました。

そして、その先で待っていたのは、槍ヶ岳から西穂高まで続く圧巻の大パノラマ。苦しかった分、その景色は格別でした。

その後も気の抜けない痩せ尾根が続き、雪庇や踏み抜きにも注意しながら慎重に歩みを進めます。予定時間を大幅に超過していたため、幕営地を槍ヶ岳が正面に望める弓折乗越としました。

到着後は早々にテントを設営し、夕食の準備。しかし、テントの中では皆さん足が攣ってしまい、大変な状態に。それでも夕食は、Sさんリクエストのローストビーフ丼と具だくさんのラ王。疲れた身体に美味しい食事が染みわたり、しっかり夕食を堪能した後、早々に就寝しました。

夜にはテントから満天の星空を眺めることができ、天の川(たぶん)も見ることができました。厳しい一日の最後に、最高のご褒美となりました。

【5/17(日)】

2日目も晴天。午前3時30分に起床し、朝食を済ませて出発の準備を整えます。日の出の槍ヶ岳をバックに記念撮影をして、午前5時過ぎに出発しました。

朝は雪がしっかり締まっており、しかも空身だったため、とても歩きやすい状態でした。

振り返ると、乗鞍岳から焼岳、西穂高をはじめとする穂高連峰、大キレット、そして槍ヶ岳までが一望できます。さらに、槍ヶ岳へとつながる北鎌尾根や西鎌尾根もはっきりと確認することができました。

北西方向には白山、そして進行方向の前方には鷲羽岳が姿を現し、どこを見ても名峰が連なる圧倒的な景色です。

この日は引き返す時間を午前7時と決めていたため、双六小屋までとし、「天空の滑走路」は次回のお楽しみとなりました。

予定していたところまでは到達できませんでしたが、それ以上に、なかなか体験することのできない大展望を心ゆくまで堪能することができました。

厳しい雪上歩行に苦しみながらも、最後には素晴らしい景色が待っていてくれた今回の山行。山の厳しさと、その先にある絶景の素晴らしさを改めて感じる二日間となりました。

詳細はヤマレコへ