日程:2024年10月5日(土)-10月7日(月)
参加者: 5名
天候: 晴れ
URL: https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7325988.html
<アクセス>10/5(土)3:00 会事務所→10:00 七倉山荘 車1台
<コースタイム>10/5(土)11:00 高瀬ダム→13:50 湯俣山荘→14:40晴嵐荘(小屋泊)(七倉山荘→高瀬ダムはタクシー利 用)
10/6(日)4:50 晴嵐荘→6:00 第一吊橋跡→7:40 第三吊橋跡→10:00 第五吊橋跡→12:30 展望台→14:40 三俣山荘(小屋泊)
10/7(月)2:40 三俣山荘→4:00 鷲羽岳→4:50 ワリモ岳→5:50 水晶小屋→9:00 南真砂岳→10:50 湯俣 岳→13:00 晴嵐荘→15:50 高瀬ダム(高瀬ダム→七倉山荘はタクシー)
北アルプスの古道を復活させた伊藤新道に行ってきました。
YouTube で見て、おもしろそうだなと思い例会が企画されたのを見て申し込みました。
【10/5(土)】会事務所で仮眠をし、夜中の 3 時ごろに出発。
初日はほぼ平坦な山道を 3 時間ほど歩き、小屋に到着。湯俣には湯俣山荘と晴嵐荘の 2 つの小屋があります が、お風呂がある晴嵐荘に宿泊。温泉が最高に気持ちよかったです。晴嵐荘に渡るのにジップライン(手動のゴンドラ)を使う必要があり、それがなかなか力が必要。高さがある ので酔っぱらって乗るのは危険(笑)。
【10/6(日)】天気が心配でしたが、びっくりするくらいの晴天。ただ、雨が降った関係で水量がいつもより多 いとのこと。数え切れないくらい渡渉する(おそらく 10 回、もっとかも)必要があり、水の流れが強く 1 回渡 渉する度に体力が削られます。一度、渡渉ポイントが思ったより深く、足を取られ、2名が流されました…。3~4m くらい流さ れ、岩がストッパーになり止まりました。沢の恐ろしさを感じました。沢を詰めて、三俣山荘に上がるルートとピストンで伊藤新道を戻るルートの選択肢がありましたが、渡渉がたいへんなのと天気がよかったので、三俣山荘に上がるルートを選択。これが、恐ろしく急登。伊藤新道は元々は 三俣山荘に荷物を運ぶ目的で作ったそうですが、あんな急登で本当に荷物が運べるのかと思いました。長い急登と、長いトラバースを終えると突然、三俣山荘が現れます。三俣山荘はおしゃれな作りで天国でした。
【10/7(月)】三日目の天気は 10m 以上の風と雨…。伊藤新道を降りるのはあきらめ、竹村新道から晴嵐荘に下る道を選択(コースタイムで 12 時間)。16 時までに高瀬ダムに下りないと車が止めてある七倉までのタクシーに間に合わないことから、3 時前に出発。三俣山荘で優雅な時を過ごし、2 時起きで真っ暗な中を出発。 出発直後から雨に降られ、稜線に出ると暴風。雨と風の中、岩稜帯を歩き、鷲羽岳、ワリモ岳を登り、やっとの思いで竹村新道の樹林帯にたどり着きました。 樹林帯で風は緩まったものの、雨でぬれた木の根が滑りまくる…。 下りの道のはずなのに、湯俣岳への登りをはさみ、13 時に晴嵐荘に到着。この時点で、ひざがガクガクしてましたが、なんとか 15:50 に高瀬ダムに到着。ギリギリで七倉までのタクシーに乗れました。小屋泊の優雅で楽 しい時間と、過酷な山行のコントラストが強すぎて、あれは夢だったのかと思うほどです。沢で流された時点 で、足の指(右足人差し指)が折れていた模様(帰宅後、受診して発覚)。なんか痛いなと思いました が、歩ききりました。ハードな山行でした。
<コース状況>伊藤新道は一般道ではなく冒険を楽しむルート。沢登り数回経験していないとむずかしい。
<特記事項>メンバー一人が足の指骨折。事故報告書作成済み。