大山雪山バリエーション 弥山8合尾根&弥山東稜 2024.2.17-18

日時:2024年2月17日(土)〜18日(日)
参加者:会員5名
天気:晴れ
URL:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6475533.html
アクセス:神戸・姫路集合
コースタイム:
2/17大山駐車場5:44→7:09元谷小屋8:04→9:00八合尾根→18:23弥山→19:45元谷小屋2/18元谷小屋5:53→6:46弥山東稜→10:19弥山→11:58元谷小屋→14:00大山駐車所

 元谷小屋で準備を整え尾根から取りつきに向かう。進むにつれ沢ルートとのギャップが大きくなり、下降点を探す。凄まじいデブリの跡を越え八合尾根末端到着。左には黒々とした別山尾根が厳めしい。上部岩峰から絶え間なく剥がれた霧氷が降り注ぐ中、斜面をトラバースして左側尾根を目指す。Ku・Ta・Haのパーティ、Ke・Taのパーティに分れて登っていく。途中まではアイゼンが気持ちよく効くが、このところの気温上昇で途中から氷の層となりつま先しかかからない。灌木に阻まれながら終了点へ。主稜線に出るとナイフリッジが続く。7P目、ルートの様子は見えないがリードKuさん時間が掛かっている。どんなルートなのか。コールがかかり雪の斜面を登り始めると岩稜のナイフリッジが目の前に。雪も無く巻くことも出来ない。へっぴり腰でリッジを進む。岩の突端にふわりと掛けただけのスリングの支点を見て、Kuさんの心境を思う。最後の岩壁も雪が少なく、支点も取れずリードのHaさんはフリーで終了点まで。最後はビクトリーロードをコンテで稜線へ。夏道を下り小屋に着いたのは20時前。ゆっくり休憩するポイントもなくほぼ飲まず食わず。食担Taさん特製のいぶりがっこクリームチーズをバケットに塗り、オリーブオイルを垂らしていただく。遠慮を忘れる美味しさ。トマトの香りが食欲をそそるチキンのトマト煮、無言で貪る。山中でこんなに熟睡したのは初めてかもしれない。
 前日の弥山八号尾根を終え、翌日は弥山東稜へアタックした。アタックチームはTa、Ku、Haの3名。Ke、Taさんは小屋番をする。東稜取付には2名の先行者がいた。ロープは出さずにダブルアックスで登攀。我々はロープを出すつもりでいたが適当なビレイポイントが無かったので先行者にならいノーロープで登攀を続けた。急な雪壁やナイフリッジを越え弥山頂上に10:19到着する。天候に恵まれ快適な雪山登攀で有った。混雑する夏道を下降し途中の行者道分岐から元谷小屋への下降路を取り小屋には11:58着。装備を整え大山駐車場まで降りる。この後、帰神する。(Ha)

<コース状況>ロープは必携、メンバーによりロープは使用した方が良い。八号尾根と東稜の間にある別山尾根には登攀パーティーはいなかった。おそらく積雪が少なすぎていたからだと推察される。
<特記事項>ヒヤリハットなし。

圧巻別山の右、八合尾根
チキンのトマト煮。酸味が疲れた体に染み渡る美味しさでした。ご馳走様でした
弥山山頂

コメント

コメント