八ヶ岳マルチクライミング
◇コース 10/10 会事務所
10/11 会事務所→唐沢鉱泉→黒百合ヒュッテ幕営 3h
10/12 黒百合ヒュッテ→中山峠→左方カンテ取り付き→稲子岳→黒百合ヒュッテ
10/13 黒百合ヒュッテ→唐沢鉱泉→帰神
NA
稲子岳南壁左カンテマルチクライミング。
10/10夜出発、10/11-13の予定でしたが、
台風22号、23号の影響により、
10/11のお天気が悪かったため、
10/11 17時に事務所集合後、
10/11出発か、10/12出発か相談することに。
10/12のお天気が1番マシだったので、17:30すぎ事務所を出発。
駒ヶ岳SAで車中泊をするか、
唐沢鉱泉で車中泊をするか迷いましたが、
唐沢鉱泉まで行くことなりました。
25:00過ぎに、唐沢鉱泉に到着。
すでに車はいっぱいだったので、唐沢
5:00起床。5:30出発。
8:25黒百合ヒュッテ到着。
テントを設営して8:48黒百合ヒュッテを出発。
ここからは稲子岩壁ルートにつき、関係者以外は立ち入り禁止という黄色の看板を通って、しばらくは快適な道。
取り付きを目指し、少し下るあたりから、道が険しくなりました。
Sチーム:Sさん(リード)、KUさん(セカンド)、Nさん(サード)
Tチーム:Tさん(リード)、NA(セカンド)、Kさん(サード)
取り付きには、10:10くらいに到着。
先発組が取り付いていたので、順番待ち。
10:25? Sさん登はん開始
10:45? Tさん登はん開始
13:45? 登攀終了
14:00 稲子岳山頂
16:20 黒百合ヒュッテ
ニュウからの下山が長かった。
■全体を通して
・参考にしたトポでは、5Pだが、1P目の左カンテルートの間にビレイポイントがある。新潟クライミングクラブ、アルパンガイド山田祐士さんページでは、双方とも、6Pとなっているので、6Pでもいいのかもしれないが、1P目、2P目は、ピッチを切らずとも可能。
・岩が脆いということでしたが、それほど岩の脆さは気にならなかった。
・ところどころ、岩が動くところはあった。
・残置中間支点、ハーケンもそれなりにあった。
・1P目と2P目の間、参考にしたトポでは1ピッチでしたが、先行パーティが区切ったこともあり、ピッチを切りました。後続パーティは、ピッチを切らずに進みました。
・3P目までは、先行パーティの待ちがあり、後発パーティと一緒にビレイポイントでまったりしたが、そのあとは、先行パーティも後発パーティは見えなくなった。
・初心者向けのマルチクライミングルートで、セカンドだったので、クライミングシューズでも安心して登れた。
・オンサイトで、リードだと厳しいと思うので、先輩方はすごいと思う。
・ルートが色々あるので、次は、クライミングシューズで、リードで登ってみたい。
■1P目 左カンテルート(フェイス~階段状の凹角 15m)
・参考にしたトポにはグレードの記載なし。Ⅱ~Ⅲ-?(出だしがⅢ-?)
・クライミングシューズを忘れたためか、出だしの右から左への移動が特に怖かった。その他は特に問題なし。
・残置中間支点はそれなりにあり。
・フェイスから幅の広いチムニーへ入ってピカピカのハンガー2つ。
■2P目 左カンテルート(階段状~凹角 20m)
・参考にしたトポにはグレードの記載なし。Ⅱ~Ⅲ-?(凹角がⅢ-?)
・特に問題なし。
・残置中間支点はそれなりにあり。
・終了点はハンガー2つ。
■3P目 凹角~階段状 30m
・参考にしたトポにはグレードの記載なし。Ⅱ~Ⅲ-?(凹角がⅢ-?)
・特に問題なし。
・残置中間支点はそれなりにあり。
・終了点はハンガー2つ。
・途中には残置ハーケン、ボルトなど。カムやナッツなどのナチュラルプロテクションも使用可能。
■4P目 チムニー 15m Ⅲ+
・リードだと少し怖そうな部分あり?
・残置中間支点はそれなりにあり。
・終了点はハンガー2つ。
・大きな凹角の中を登る。ルートは2通りある。左側のハンガーボルトの方へ行けば、少し傾斜のあるクラックを使って乗り越える。右側のチムニーへ行けば、両側の壁に足を突っ張ったりして乗り越えられる。右側チムニーの方が易しい。凹角状の上にある少し平坦な場所でピッチを切る。
■5P目 歩き 40m リッジ状~脆いフェイス。
・参考にしたトポにはグレードの記載なし。Ⅲ~Ⅳ級??
・ここは、セカンドとサードが、コンテで、先に歩きました。
・参考にしたトポにはグレードの記載はありませんでしたが体感Ⅰぐらい?
・ここがざれているので、落石に注意でした。
・残置中間支点は無し。
・終了点はなかったので、スリングで、支点構築。
・テラスで待ち。ここは開けていて、風が強く、寒かった。
・この後のピッチが登れるのか不安に駆られた。
■6P目 凹角~フェイス 25m Ⅲ
・凹角を簡単な右寄りのラインはⅢ+?
・凹角を被った左寄りのラインはⅢ?
・頂上直下は、少し思い切りとムーヴが必要。
・終了点は短いフェースを登り終えたところにハンガー2つ。
■参考資料
・新潟クライミングクラブ
https://niigataclimbingclub.com/2023/11/02/%E7%A8%B2%E5%AD%90%E5%B2%B3%E5%8D%97%E5%A3%81%E5%B7%A6%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%86%EF%BC%88%E5%85%AB%E3%83%B6%E5%B2%B3%EF%BC%89
・アルパンガイド山田祐士
https://needlesguide.jp/columns/route-inagohidarikante
初めての八ヶ岳で、マルチピッチクライミングをしてきました。
出発前はずっと楽しみにしていたのですが、天候があやしく、CLの判断で予定を2泊3日から1泊2日に変更。結果的に雨は降らず、無事にクライミングを楽しむことができました。
クライミング自体はとても楽しかったのですが、風が強く、突風が吹いたときは本当に飛ばされるかと思うほどでした。体感気温もどんどん下がり、途中でダウンを着込むほどの寒さでした。
今回はCLとTさんがすべてリードを担当してくれました。次回は自分も技術を磨いて、ぜひリードしてみたいと思いました。
最終ピッチの登り方はわかりづらいですが、おそらく右にトラバースして巻いていくのが正解だと思います。
登山道は一面が苔に覆われていて、本当に美しく幻想的でした。ただ、濡れた岩がツルツルで滑りやすく、実際に2回ほど転んでヒヤッとしました。
登っている途中にふと下を見下ろすと、見事な紅葉が広がっていて、それはもう絶景でした。