日時:2021年3月20日(土)
参加者:7名
天候:晴れ
アクセス:三宮、西宮北口集合7:00⇒9:30 天川村「ごろごろ水採水場」駐車場
コースタイム:駐車場9:40→10:35 法力峠→11:50 稲村小屋→13:10 稲村ヶ岳頂上→15:40 駐車場
日曜日に日本列島を寒冷前線が通過することが予想され、土曜日はいい天気だが日曜日は全国的に雨の見込み。金曜日の夜出発を予定していた爺ヶ岳東尾根の例会実施の判断は、天気予報の好転を期待してギリギリまで延ばしたが、稜線で風速20m以上の暴風雨の予想となり、ついに出発日前日の木曜日の朝、CL より中止の連絡が発出された。しかし、土曜日の快晴を無駄にするのは如何にも勿体なく、急遽予定変更で大峰稲村ヶ岳へハイキングに行くこととなった。
土曜日の朝、車2 台に分乗し、天川村「ごろごろ水採水場」駐車場から登山開始。本来は春山バリエーションルートの予定だったので、ピッケル、アイゼンにスノーシェルとオーバーパンツの装備で臨んだが、登山道に雪はなく、ポカポカ陽気のさわやかハイキングとなった。
稲村小屋でランチタイム。小屋は営業しておらず、小屋の前のベンチで昼食。標高1,550mの稜線なので風が吹けば多少は肌寒い。
稲村小屋からの登りでは、北斜面に雪が残っていた。ここら辺りはシャクナゲの季節には素敵な山歩きが楽しめるだろう。大日岳へ向かう斜面のトラバースでは、アイゼンが必要だった。大日岳への急斜面は鎖場や梯子があり、ちょっとした岩稜歩きも楽しめた。
稲村ヶ岳の頂上展望台から大峰の山々を眺めてもほとんど雪は残っていなかった。空には雲が増え
ていて、下り坂の天気が読み取れた。
15:40 の下山までお天気は持ってくれた。駐車場から車で約30 分の今夜のお宿「庵の里キャンプ場」に向かう途中、ご当地名産の豆腐を買いたかったが、時間が遅く、売り切れでゲットできず。
キャンプ場に到着してから雨が降り始めた。今日はテントではなくロッジ泊り。ロッジ前のバーベ
キューサイトは屋根の下で雨も関係なし。何という幸運。
北アルプスの山行中止からわずか1 日で、CL はたくさんの食材とお酒、そして新兵器の炭酸水サ
ーバーまで用意してくれた。Kさんは焚火台を持ってきてくれた。軒下の焚火と軒の向こうの3 月
の雨を眺めながら焼肉と絶品アヒージョを堪能し、至福の時間を過ごした。
これから行きたい山のこと、今後の山の会のことなど話して、締めはジェンガゲームで盛り上がっ
た。
夜半からの暴風雨を私は知らない。
<コース状況>法力峠を過ぎて間もなくのトラバース地点で登山道の崩壊があるが通過には問題な
し。大日岳手前の北斜面、トラバース地点には雪が残っていてアイゼンが無ければ危険だった。
<特記事項>ヒヤリハットなし。