赤岳主稜 2023.1.7-8

日時:2022年1月7日(土)〜8日(日)
参加者:会員4名
天気:晴れ
アクセス:往路【1/6(金)】JR 芦屋駅21:00⇒駒ヶ岳SA(幕営)⇒1/7 美濃戸口8:30
  復路【1/8(日)】美濃戸口17:15⇒駒ヶ岳SA(幕営)⇒1/9 芦屋駅13:00
コースタイム:【1/7(土)】美濃戸口9:00→11:30 赤岳鉱泉13:00→13:30 ジョウゴ沢15:00→15:30赤岳鉱泉
  【1/8(日)】赤岳鉱泉4:45→5:30 行者小屋→6:40 主稜分岐点(2,650m付近)7:40→8:00 チョックストーン取付8:30→12:40 P7 終了点→13:00 赤岳頂上13:15→14:15 行者小屋14:30→15:00 赤岳鉱泉15:30→17:00 美濃戸口

【1/7(土)】本日登攀はないのでゆっくり目に出発。昼前に赤岳鉱泉に到着。午後からジョウゴ沢方面にアイスクライミング体験に行くこととした。最初に到着した、良い感じに凍った沢にトップロープ2 本を張って各々試行錯誤しながら登ってみる。昔、当会に所属されていたNさんに見本を見せてもらい、軽やかなアックスとアイゼンさばきを目の当たりにし、力づくで登るものではないと思い知らされた記憶がよみがえった。本日の夕飯は、ビーフシチューとポトフ。どちらもおいしく、ポトフはお代わり自由。翌日の登攀に備えてお腹いっぱい食べられた。
【1/8(日)】小屋出発から約2 時間。阿弥陀岳頂上が赤く染まる頃、登山道からの分岐点に到着。先行者2 組がチョックストーン下部に取付いているのが見えた。分岐で待つこと約1 時間。先行組が登り始めるのを見計らって取付まで移動した。1 班(Ha、Ka)が登っていくのを見届け、2 班(Mo、Ku)も登攀開始。最初はMoさんがリード、私がフォロー。
出だしのチョックストーンは、ムーブが上手く決まり、会心の登りだった。ここのルートは終始日陰で、待機、ビレイ中は足がしびれるくらいに冷え込む。岩に取付くと無心になり、体が温まる。その繰り返しだった。リードのときはランニングを取れる箇所があまりなく、自分を信じて1 歩1 歩上がっていくのみだった。6P 目辺りから日差しを浴びるようになり、これぞ雪山といった景観が目に飛びこむ。群青色の空はまさに八ヶ岳ブルー。
7P 目終了点到着時にCL からバリエーションはここで終わりと教えてもらったとたん、急激にお腹が空いてきた。持ってきたパンを食べ、お湯を飲んで一息入れた後、最後の登りで一般道に合流。取付から約4 時間半、赤岳山頂に到着。全員で無事の登攀成功を祝った。記念撮影、しばし昼食を取った後、下山開始。行者小屋に到着したとき、先に阿弥陀北稜から下山していたメンバーに出迎えていただき、お互いの無事を喜び合った。
 今回は、これ以上はないという天候に恵まれ、素晴らしい山行となりました。計画してくださったCLのHa さん、ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました(Ku)。

<特記事項>午前中終始日陰になるため、順番待ちやビレイ中はかなり冷える。ヒヤリハットなし。

ジョーゴ沢でアイスクライミングの練習
文三郎尾根から見た赤岳主稜
6ピッチ目をリードするリーダー
中岳と阿弥陀岳
リードで登ってきてセカンドを確保するSL
赤岳頂上
阿弥陀岳